お正月
年が明けて、
風家の辺りでも薄っすらと雪が積もりました。
お正月といえばおせちにお雑煮ですね(^O^)
元旦
毎年、和のお昼ご飯は、ひじきさんの作るお雑煮をいただきます!
お雑煮は、お祝い事や特別な「ハレの日」に食べる「ハレ」の食べ物で、
年神様にお供えしたお餅や野菜を、その年の最初に井戸や川から汲んだ「若水」と、
新年最初の火で煮込んで元旦に食べたのが始まりだそうです。
お雑煮といえば、日本各地やそれぞれの家庭によって様々ですよね♪
(「御食国若狭おばま食文化館」展示物より)
毎年和に来られた方々が、自分の所のお雑煮トークで楽しいお昼ご飯となるんですよ(^^♪
それを聞くのも楽しみですし、色々なお雑煮を食べ比べてみたくなります‼
(「御食国若狭おばま食文化館」展示物より)
福井県の若狭地方のお雑煮は、
”味噌汁に煮た丸餅、そこに黒砂糖を入れ、具は無し”
というスタイルです! (かつお節をのせることもあります)
昔は貴重だった黒砂糖を、お正月の「ハレの日」にかけて食べたんですね。
「和が断食道場だから具が入ってないわけではありませんので‼」
と説明すると、皆さん驚かれます(^^;)
ひじきさんが作るお雑煮も、白味噌ベースの甘めの味噌汁に丸餅とかつお節、というシンプルですよ♫
(私の家では、栃の実を練りこんだ”とち餅”を好んで入れたりもします♡)
そして元日の夕飯は、
おせち料理を召しがっていただいています。
おせちの食材として使われるエビやごまめなどは使わず、お野菜やお豆類等で作っています。
野菜の飾り切りや細工、盛り付けなど、みなさんに手伝っていただきながら仕上げています(^^)
おせち料理は、
豊作の感謝を込めて、その土地で採れた食材をお供えし、
その後に神様からのお下がりとしていただく料理です。
神様にお供えした食べ物を「御節供(おせちく)」と呼び、それがおせち料理のルーツとも言われています。
「めでたさを重ねる」という意味も込めて、重箱に詰められるんです。
(どの段に何を詰めるか決まっています)
そして料理の食材やメニューには、
”五穀豊穣” ”無病息災” ”子孫繁栄”
などの願いが込められています。
最近はお雑煮やおせち料理を食べない人も多いかもしれません。
時代に合わせて、中華や洋食のおせち重や、一人分のおせち重など、種類も豊富になりました。
お雑煮やおせち料理のように、
昔から伝え受け継がれてきた食文化や歴史は、先人の自然と共に生きるうえでの感謝や、人々の健康・
平和な生活・世の中にたいする願いなどが詰まっています。
お料理をいただく時に、そこに込められた意味などを知った上で一つ一つ味わってみると、
自分の身体に入った時に、そういった想いのエネルギーでも満たされるように感じます。