立春が過ぎ
2月4日は立春でした。
暦の上ではこの日から春を迎えます。
旧暦でいうと、この日から一年がスタートです♪
まだ朝晩は寒く、日中の寒暖差も大きい時期。
春⁉というとピンと来ない気もしますが、
昼間日が差していると暖かさも感じ、なんだか日が長くなった気がします(#^.^#)
晴れた日、久しぶりに風家近くを散策してみると
雪解けた大地には、もう可愛い花たちが元気に咲いていました!(^^)!
冬の間は、グレー・白・茶色などの暗い色が多かったので、綺麗な色を見ると心が躍ります♪
季節を感じる場所といえば、野菜の直売所!
もう既に「春の使者」とも呼ばれる
”ふきのとう”
が陳列棚に並べられています(^^)/
近隣の何件かある各直売所にお目見えです💖
ふきのとうは、”ふき(蕗)”のつぼみです。
一般的に2~3月頃が旬で、寒い地方や山間部などは4~5月になります。
つぼみから花が咲いて、その後に地下から伸びてくるのが ”ふき” です。
「風家近くでもふきのとうが出ていてないかなぁ」と散策してみたのですが、その日は見つけられず…
しかし!
風家の畑の一角にはふき畑があったことを思い出し、別の日に雪が溶けた畑へ行ってみることに♪
この畑の奥の角や外側の淵は、ふきが沢山採れます。
地面がぬかるんでいましたが、長靴を履いて調査開始‼(ワクワク(^^♪)
目線を下に、しゃがみながらゆっくり進んでみると・・・
出てました‼
枯草の隙間からぷっくりとしたつぼみが♡
その後もある!ある!
バケツと鎌を持って今年初の山菜摘みです♬
一人宝探しのようで、テンションがあがります(笑)
探し始めに降っていた雨も、いつの間にか止んでいました(*^^*)
この日はこれだけの収穫に。
この時点で既にあの独特の香りがプンプンしていました!
まだまだ小さなつぼみがあり、これからどんどんでてきそうです!
花が咲く前の、丸くて緑色が鮮やかで黒ずんでいない、つぼみが硬く閉じているものが美味しいです。
持ち帰り、汚れを落として綺麗にしました。
切ってみると、中につぼみがあることがよく分かりますね。
ふきのとうは、アクが強いので採ってすぐにいただきます。
香りや風味が損なわれない、新鮮なうちにいただきましょう!
ということで♪
まずはふき味噌を作ってみることにしました。
洗って水けをとったふきのとう。
味噌(白味噌と米味噌をブレンドしました)に、みりん・きび糖など好みの甘味を加えて混ぜ、味を調えたものを準備します。
(甘酒を加える場合は、仕上げに入れます)
フライパンにごま油を加えて温めておきます。
ふきのとうを細かく刻みます。
切った先からアクで茶色く変色してくるので、切ったらすぐに炒め始めます。
1~2分程炒め、しんなりしてきたら、合わせておいた味噌を加えて、炒め合わせます。
(合わせた味噌が硬めの場合は、水を少量加えてゆるめておいてから加えます)
水分が少しとんで、好みの固さになったら出来上がりです(^^♪
(仕上げに、すりごまや、ローストして細かく切ったクルミを加えても美味しいです💛)
苦みと独特なふきの香り・風味がしっかりしていて、まさに春の味‼です(#^.^#)
換気扇を回さずに調理していたので、台所がふきのとうの香りと味噌の香りで充満してました。(笑)
苦味が苦手な場合は、下茹でしてから作ると食べやすくなります。
出来た”ふきのとう味噌”を、おにぎりに塗って焼いた”焼きおにぎり”に♪
実食‼
焼いてちょっと焦げた味噌も香ばしく、苦みのある味噌とご飯の甘さが合う~(*’▽’)♪
厚揚げやお豆腐、こんにゃくにのせて焼いた田楽風も美味しいです!
蒸した里芋にのせても!
ふきのとうの天ぷら、里芋の皮と人参のかき揚げも一緒に作ってみました。
次の収穫の際はどうやっていただこうかなぁ…
チヂミやパスタ、酢味噌和えなんかも良さそう(^.^)
”ふきのとう”はふきよりも栄養価が高く、ビタミンKやE・葉酸・カリウム・マグネシウム・鉄・
ポリフェノール類などが含まれています。
冬に溜め込んだ脂肪を溶かしたり老廃物の排出、
肝機能の代謝を高め新陳代謝を促す効果、などがあります。
春はデトックスの季節
春の食材は適量を食べると、体調を整えるのに役立つ食材がいっぱいです!
冬眠から目覚めた熊が一番初めに口にする物が、”ふきのとう”とも言われています。
冬の間に溜まった物を排出し、春の活動へ体を目覚めるさせる物として知っているのでしょうね。
これからどんどん出てくる山菜や野草♪
春と共に出会えるのが楽しみです(^O^)/
これから迎える春
山野草採り・調理・実食等の楽しい体験をしに、風家にいらしてください♬