自然栽培での野菜作りを進めています。
ここに引っ越してきて風家を始めたのが今年の5月。
近所の長年放棄されていた畑を借りて、見様見真似の自然栽培を始めました。
始めたと言っても、雑草の中に何種類かの種や苗を植えただけですけど… 笑
とてつもなく生い茂った雑草の中で枝豆、トマト、万願寺唐辛子、ジャガイモは何とか収穫できました。
ただ、驚いたのが枝豆とプチトマトの美味しさ。
スーパーなどに売っているものとはまるで比べ物にならない美味しさ!
味が濃く、風味が強くて、香りよく…
お客さんもスタッフも、びっくりしながらいただきました。
なんせ、雑草のほうが背が高くてその中をかき分けながら収穫した野菜ですから。
そしてこの秋、来年に向けての土作りを始めています。
自然栽培用として借りた新しい畑。
枝豆が美味しかった雑草だらけの畑。
二つの畑を自然栽培畑として土作りからスタートです。
本とYouTubeで勉強しながら、糸状菌を活用した畑作りに挑戦です。
滞在しているお客さんもいっしょに近くの川岸で大量の葦を集めて。
その近くで知り合った無農薬栽培をしている都会から移住してきた方から無農薬もみ殻をいただいて。
20年ほど放棄してあった畑をクワと鍬で開墾(?)して畝を作って。
有機石灰と竹炭を鋤き込んで。
竹林で朽ちていた糸状菌のついた竹を一番下に敷いた畝。
無農薬もみ殻と枯れた雑草だけを敷いた畝。
葦と山から拾ってきた落ち葉の畝。
葦と枯れた雑草の畝。
葦だけの畝。
どの畝に糸状菌が多く繁殖するのか、
研究をかねた畝作りです。
糸状菌の生育に適度な湿気と温度を保つようにマルチをかけて。
マルチ上の重石には川の上流と海の両方の石を使いました。
そして周りにレンゲの種をまいて。
これから冬を越して、来年の春には上手くいけば糸状菌と窒素固定菌のネットワークが働く自然の力で作る畑が完成します。
畝を作ってない平坦な部分は2月につくる米ぬかと乳酸菌ボカシで土を作るつもりです。
手伝ってくれた参加者のみなさん。
そしてこれから植え付けに参加してくださるみなさん。
さらにそれを収穫して美味しくいただくみなさん。
菌や微生物や草木の生命が創り出す循環のネットワークを。
その時にしか体験できないプロセスを。
ぜひいっしょに楽しみたいと思っています。