風家周辺の秋
10月に入ると各地で秋祭り・体育祭・イベントなどが行われています。
天気も変わりやすく、気温が低くなり”寒い”と感じる日も。
先日はエアコンの暖房をつけました。
ガスストーブ、石油ストーブの準備も完了です!
風家の畑の柿も色づいてきた物もあります。
初物をいただきました♪
今年も美味しい柿をいただけて幸せです(*^^*)
前回は、始まった秋の様子をお伝えしました。
今回は風家の周りを散策して見つけた秋をご紹介します。
9月には滞在中のお客様がさつま芋堀を体験されましたが、
芋と言えばこちらを発見(^^)/
何か分かりますか?
小指の先程のちいさなコロコロとした物。
これは「むかご」です。
この写真の物は風家の地区の山際で見つけました(^^♪
去年散策中に見つけ、”今年もあるかなぁ…”と確認しに行ったところ、
今年もありました!(^^)!
(勝手にとって良い場所のものか分からないので確認だけ)
むかごは、山芋の葉の根元が肥大化した”肉芽(にくが)”と呼ばれる部分になります。
(山芋以外に、長芋や自然薯やオニユリなども肉芽を付けます)
小粒だけど栄養豊富!
昔から滋養強壮の食材として重宝された食材だとか。
むかごを植えるとそこから芽がでて成長していくそうで、繁殖力も強い。
グリーンカーテンにもおすすめだそうです。
時期になるとこの辺りでは、野菜などの直売所にも売られていたりします。
山芋の赤ちゃんのようで、食べると少しぬめりを感じます。
”むかごご飯”にしたり、”かき揚げ”、”炒って塩こしょう”でいただいたりします。
皮ごと食べられますが、少々土くさい感じも。
実際に見つけて採る事は難しいかもしれませんが、売られていたら是非お試し下さい!
そしてむかごの場所からすぐの所には
”茗荷(みょうが)”の姿がひょっこりと♫
こんな風に生えてくるの、知ってましたか?
茗荷は生姜の仲間です。
爽やかな香りや辛みがありますね。
夏のイメージがある人も多いと思いますが、
”夏みょうが” ”秋みょうが”と言って、6月から10月過ぎの初夏から秋にかけての間が旬です。
薬味として、甘酢漬けとして、美味しいですよね♡
「茗荷の美味しさが分かる歳になったなぁ」と感じる今日この頃です(笑)
そしてそこからすぐの所にはイチョウの木があり
このように既に銀杏が落ちていて、
あの独特の香りを発しています(;^ω^)
これもまた秋の香り!
地物の銀杏が売られていたので、買ってきました。
フライパンで炒って、食べてみました(^^♪
焼いた銀杏は、透き通って綺麗な緑色!
モチモチしていてとても美味しい秋の味覚です♡
この日滞在されていた方は、焼き銀杏が初体験!
その美味しさに、銀杏へ伸ばす手が止まりませんでした(笑)
更にイチョウの木を少し過ぎた所に、
赤い小さな実が目を引く木があります。
春はこの木は、香りの良い緑色の小さな葉を付け、その後花や実を付けます。
そうです、これは”山椒の木”です‼
赤い山椒の実はあまり見る機会がないかもしれませんね。
山椒の木は風家の庭先にもあります。
春は食事によく木の芽を使って楽しんでいます。
風家にある木は雄木なので実は付きません。
この山際の木は雌木で実が付きます。
春の緑色の実を採らずに初秋まで置いておくと、このように赤く熟します。
実がはじけて中から艶々した黒い種が弾け出ていました。
こうなったら収穫時期。
この赤と黒の鮮やかなコントラストは、鳥に種子を運んでもらう為なんだそうです。
鳥はつまんだ時に、ピリッとしたりしないのでしょうか(^^;)
緑色の実は、佃煮やちりめん山椒などでいただきますね。
この赤く熟した実の殻を乾燥させて粉末にしたものが”粉山椒”です。
(緑色の実も粉山椒に出来ます)
ピリッとした辛さと香りが食欲をそそります。
日本の山椒は、葉・花・果実の全部を食し、それぞれの味わいを楽しめます(^^♪
このように、風家の周りを少し歩くだけでも色々秋を感じられます!
爽やかな秋風と共に、美しい色、香り、旬の物を運んできてくれていますよ(^o^)
山の色も少しずつ変化してきていて、日々何だかワクワクします♪
ご自分の住む場所でも、秋の訪れを見つけてみてください。