鬼柚子
先日、いただいた旬のもの「鬼柚子」♫
見たことが無い方も多いのではないでしょうか(^^;)
とても大きな柑橘です!(^^)!
名前に「ゆず」と付いていますが、柚子ではなく「文旦」の仲間だそうで
「獅子柚子」とも呼ばれます。
10月中旬から12月中旬頃が収穫時期
普通の柚子の5倍⁉6倍⁉ 物によってはそれ以上の大きさかもしれません!
こんな大きな実が沢山ぶら下がっている木をみると、なんだか気の毒になります(苦笑)
「鬼柚子」又は「獅子柚子」
この「鬼」や「獅子」が ”邪気を払う” ことや、
実が大きいことから ”実入りがいい(→千客万来)” という、
縁起物として、
家や店頭に飾ったりして、観賞用に使われる事も多いそうです。
切ってみるとこんな感じです!
表皮と果肉の間の綿状の部分がかなり分厚くなっていて、
果肉部分は少ないですね。
この状態をみると、文旦に似ているなぁと。
この綿状の部分には”へスぺリシン”という柑橘類に多く含まれるポリフェノールの一種が多く含まれるそうです。
”ヘスペリシン”は、
血流改善や新陳代謝の促進などの健康効果があるとのことなので、
外皮と綿状の部分も食べるといいですね(^^♪
香りや果肉の酸味は、柚子ほど強くありませんし(それなりに酸っぱいですが)、
甘味もありませんので、生食用にはむいていません。
主に加工して食べます。
マーマレードジャムや、皮の部分をピールにしたり、砂糖漬けのように煮たりして使います。
加工のやり方としては柚子と似ています。
今回は、こちらの黒糖を使って、鬼柚子を煮てみました(^O^)
まず始めに外皮をよく洗います。
次に薄くスライスし、重さを量っておきます(後で黒糖の量を計算します)。
果肉を外してスライスすることもあるようですが、そのままスライスしました!
そして苦みを和らげる為に、たっぷりのお湯で茹でこぼします。
(沸騰したお湯で5分ほど茹でて、ザルにあげてお湯を切ります)
鬼柚子をお鍋に戻しておきます。
黒糖を計量します。
スライスした後に量った重さの40~50%の量の黒糖を使います。(甘さはお好みです)
今回は800gでしたので、黒糖を350gにしました。
量った黒糖をお鍋に入れて、茹でこぼした鬼柚子と混ぜてしばらく置いてなじませておきます。
しばらくすると、水分が出てきた感じになるので、中火にかけます。
クツクツしてきたら、蓋をして弱火におとして煮ていきます。
焦げ付きやすいので様子を見ながら行ってくださいね♪
(※水分が少ないようなら、焦げ付かない程度に少量水を足しながら煮ます。)
20~30分煮ていくと、綿の白い部分が透き通ったような感じになり
出来上がり‼
全体にい~い艶の、程よい甘さに仕上がりました♡(*^^*)♡
そのまま食べても良し♪
パンやクラッカーに、クリームチーズと一緒にのせて食べても良し♪
紅茶や葛湯、ヨーグルトに入れても良し♪
刻んでお菓子を作る時や、ドレッシングに加えても良し♪
一度に沢山出来たので、色々な食べた方、使い方をして楽しめそうです(#^.^#)
「鬼柚子」が手に入った際には、是非お試し下さい!